卓球を始めて2年4か月で全国大会に出場した話②
皆さん、こんにちは!
前回の続きです。
観ていた映画に憧れ、先輩が全国大会に出場しているなら自分もできるかも?
そんな軽いノリで卓球部に入部することになりました。
当然のことながら、全国大会に出場していた先輩たちは、
自分とは住んでいる次元が違うのではと思うくらい強く、
一緒に打つ、というのは入部時のレクリエーションくらいで、
後は自分から声をかけるのもおこがましい、という雰囲気すらありました。
そんな中でも、ここで練習していればいつか全国に行けるはず!
入部して数週間は勘違いした状況が続いていました。
ところが、徐々に違和感を感じ始めます。
確かにべらぼうに強い先輩たちですが、部活の時間中にゴリゴリ練習している様子が全くありません。
それどころか、遊びのような様子で、卓球の練習をしていました。
それでも、その遊びの延長線上で、目まぐるしく速いラリーが続くので、
「一体先輩たちは、いつ強くなっているんだ?!」
初心者ながらも、当然の疑問が湧いてきます。
その答えが分かったのは入部して何か月経った頃でしょうか?
はっきりとは覚えていませんが、3年生の先輩たちの一人から
「スポ少」という単語が聞こえた時です。
「スポ少」とはスポーツ少年団の略称で、個人が子供たちに卓球を教えるための団体を作り活動している、いわば「スポーツ版の個人塾」という感じです。
スポ少は僕の地域にいくつかありましたが、幼少期・小学生からそのチームに入り、
大人にもまれながら卓球に打ち込む。
中学校から始めた人よりも、圧倒的に卓球に掛けている時間が多い。
全国大会に出場するくらい、べらぼうに強いのは当然でした。
そのスポ少でどのくらいの頻度で、どのくらいの負荷で練習しているのかは不明でしたが、
そのチームに入ることが全国大会出場に繋がっていることは明白でした。
本当に全国大会に出場したければ、そのスポ少に入った方がいいーー
誰がどう考えてもそうするべきでしたが、当時の自分は行動力がなく、
先輩に
「自分もスポ少に入れてください!」
の一言が言えませんでした。
もちろん、実力に天と地の差がある事も関係していますが、
そこまで全国大会に出場したい訳でもない、
当時はそんな考えだったと思います。
そんな事もありながら、のらりくらりとを部活で卓球を続け、
平日だけでなく、休日も元々卓球部だった祖母などを誘って、家族みんなで月に2~3回、近くのスポーツセンターで卓球を楽しんでいました。
気が付けば夏は過ぎ、中1の9月も終わろうとしていた頃、
自分の卓球人生を大きく揺るがす出会いが待っていました。
その話はまた次回にいたします。
それでは!